歯の生え変わり方〜ケースSカ〜(15)永久歯が外側に生えてきた❗️❓

こんにちは。仙台市若林区おろしまち歯科医院 臼井です。

先月右上のC(乳犬歯)が抜けた臼井家の4年生の次女<Sカ>。

歯の生え変わり方〜ケースSカ〜(14)12本目」

半月ほど前から抜けたCの隣の第一乳臼歯(右上D)がグラグラし始めました。

見てみるとグラついている乳歯の外側に永久歯が生えてきています。

「だいぶ外側に生えてきてない!?」

と、ご自身のお子さんの歯がこの様に生えてくると今後の歯並びがとても心配になりますよね。

しかし、今の時点で大きく心配する必要はありません。

確かに永久歯が生えてくる際に、その前に生えている乳歯がうまく抜け無い場合に永久歯が乳歯に邪魔されて思わぬ方向に生えてくることがあります。

が、永久歯の歯並びは、単純にスペースが空いたところに生えてきて決まるわけではなく、頬や唇による外側から加わる力と、舌による内側からの力、そして噛み合う歯の状態(位置や角度、向き)によって加わる力のバランスが取れた位置に最終的に収まります。

今回、<Sカ>の乳歯の外側に見えてきた永久歯は右上の4番(第一小臼歯)。この第一小臼歯は下の図のように、咬合面から見ると縦長な形をしている歯で、見えてきているのは外側(頬側)と内側(口蓋側)と2つある頭(咬頭)のうち、大きさと形から外側にあたる頬側咬頭であると思われます。

見えてきている部分が、内側(口蓋側)の咬頭だった場合には、さすがに外側に傾きすぎているため、この時点で乳歯を抜いてあげた方がいいかもしれませんが、

この歯に関しては、反対側(左上)の第一小臼歯の大きさ、形から、そうではないと思われる事。

乳歯のグラつきが順調に大きくなってきていて、もう少し様子を見たら抜けてきそうな状態である事。

そして、噛み合う予定の下の歯の歯並びに大きな心配は見られない事。

それらから総合的に、現時点では本人が食べる時に邪魔になったり、痛くて噛めないようであれば抜歯を検討する必要はありますが、そうでなければ自然に抜けるのを待っても大丈夫であると思われます。

しかし、あくまで現時点ではという事で、今後の経過によっては抜歯をする方が望ましい状態もあり得る事はご理解ください⚠️

皆さんにお伝えしたいことは、

ご自身のお子さんのお口の中をみて、この様に乳歯が抜ける前に、外側に永久歯が見えてきていても、すぐに歯並びが悪くなるかも、と過度に心配する必要はありません。

が、今のその状態が様子をみて心配ないのか、早めに乳歯を抜いてあげた方がいいのかは、専門的に判断する必要があるため、自己判断で放置はしないで気軽に歯科医院に相談してみてください☝️

ということです。

ちなみに、生え始めの位置が心配になるような永久歯が、その後どのくらい動いて定位置に収まるのか。

同じ<Sカ>の下の左右2番(側切歯)の様子を、生え始めと現在とで比べてみると、

このくらいダイナミックに動きます😁

今後の<Sカ>の生え替わりの様子や、外側に見えてきた右上の永久歯のその後については、またこちらのブログでお伝えしていきますので、経過を一緒に追ってみて、お子さんの生え替わりの様子と比べてみてくださいね。